とある療法士の備忘録。

豆知識や身体の知識、あなたの心と身体の悩みも解決するかも!?

3月8日火曜日です。

お仕事終わりの皆さまお疲れ様です。



今日は先日の暖かさがなくなり、冬に戻ったような陽気でしたね。


今日のお話しは、寝たきりの方についてとしました。



皆さんは寝たきりの方、と聞くとどんなことを思い浮かべますか?


身体を動かせない人


関節が固くなっている人


脳血管障害を起こしてしまった人



など、思い浮かぶのでは無いでしょうか?



ですが、意外と多い人が



ご飯が食べられなくなった人




だとしたらどう思いますか?





自分でご飯が食べられない場合、介助で行うと食べられる人もいます。


また、認知症が進行すると



食べる、という行為が分からなくなる人もいらっしゃいます。



誤嚥と言って、口から食べたものが肺に入ってしまうことで、肺炎を起こしてしまい
食事が危険になってしまう方もいらっしゃいます。


栄養が取れなくなってしまった場合どうしましょうか?


選択肢はいくつかあります。


①鼻から胃に管を通して、栄養剤を流す
②胃に穴を空けて管を通して栄養を入れる。
③栄養の点滴を鼠径部(太ももの付け根)や腕から入れる。
などが考えられます。


この中で、寝たきりになってしまうリスクが一番高いのは何番でしょう?



分かりますか?




正解は





3番です。




理由は、鼠径部に入ってしまうと股関節(足の付け根の関節)を90°以上曲げてしまうと点滴が落ちにくくなるため座れなくなることが多いのです。


そのため、車イスに座ることも難しくなります。


寝たきりは寝かせきり、とも言われ介助や介護する人たちにより作られる。こともあるようです。



ただ、起こせなくなることもあるのはひとつの事実なんです。
延命という、最大の選択とその影響は急な選択を迫られた場合にはなかなか考えられないといいます。



なので、元気なうちに自分の思いは家族に残しておくことも大切なようです。



これは多くの家族さんから聴きました。そしてこの事は多くの人に伝えてくださいとも。




これを見ていただいて、何か思うこともありますが




知っていること、は何よりも強い武器にも防具にもなります。



少しだけ、覚えておいて頂き



出来ることならば




介護や寝たきりになる前に家族と話し合うことを多くの人に伝えてください。




今日は少しだけ、重いお話しでしたね。最近は問題提起が多いので、明日は少しだけ楽しいお話しが出来たらな、と思います。



では、次回のリハビリでお会いしましょう!

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