3月14日の月曜日です。
週末は家族サービスをし、仕事始めの月曜日。みなさんお疲れ様です。
よく、ご苦労様と声をかけられます。働いている皆さまには常識ですが、目上の人に使ってはいけない言葉です。患者さんからかけられるのは有ってますが、同僚や上司には使わないようにしたいものです。
さて、今日は「痛みの言葉」についてお話ししようと思います。
皆さんは痛みを感じたとき、どんな痛みだか表現できますか?
ズキズキ、ジンジン、ジーンなど擬音で表す方
重苦しい、重い、動かすとズキッなど様々です。
中には、痛くなりそうだと訴える方もいます。
動かしていないのに、想像しただけでいたい方もいるのです。
何が痛んでいるのでしょうか?
痛みとは国際疼痛学会(こんな学会もあるですよ)によると
【痛みは、実際の組織損傷もしくは組織損傷が起こりうる状態に付随する、あるいはそれに似た、感覚かつ情動の不快な体験】
と、あります。
これ、2020年に改訂されたのです。実に41年に渡り、実際の組織損傷のみが定義だったようです。
それまでは、組織損傷が起こりうる状態に付属する、あるいはそれに似た、感覚かつ情動の不快な体験はカウントされてなかったようです。
これにより
損傷がなくても痛みは起こりうる。ことが定義されました。
慢性痛という、傷などは治っても痛みが続いてしまうことも定義に入ったようです。
つまり、痛みって組織以外にも原因があるといえるのです。
前置きが長くなりました。
痛みは、脳に学習される。だから動かそうと予測したら痛みが出る。そんなこともあります。
そんな人に対してリハビリは何が出来るでしょうか?
正常な感覚を取り戻す。そんなリハビリもあります。
方法については次回にでもお話しします。
人の体はとても興味深いです。言葉ひとつとっても色々なことを気づかせてくれます。
本当の原因を患者さん本人から聞けることも多くあります。
問診はとても大切ですね。
それでは、また次回のリハビリでお会いしましょう!